Case症例

気管支喘息

気管支喘息は気管支拡張薬や抗生剤を使えば小康を得ます。
ただ、気管支喘息から離れられない患者さんの場合には、現代医学では不足の部分があるように考えます。それは気管支喘息が気管だけの問題ではない部分もあるからです。

まずは呼吸器専門医への受診を!

気管支喘息の患者さんは多種多様な身体を持っています。このため、それぞれの患者さんに合った治療をすべきですが、現代医学では気管支拡張薬や祛痰剤、ロイコトリエン拮抗薬などが主に使われる様です。もちろん自分も使いますのでそれらの薬は喘息に取っては重要な薬に違いありません。

なぜ呼吸器専門医への受診が必要なのか?
内科領域の治療は投薬内容にかかっています。例えば、咽頭炎にて耳鼻科に受診すれば強い薬を処方されているのが一般的の様です。一方の内科では、出来るだけ身体に負担の少ない弱い薬での対応をします。このため内科分野の呼吸器専門医が出す薬が現代医学の目安になります。この様なことから、まずは呼吸器専門医に受診をして頂きたいと思います。呼吸器専門医が見つからない時には紹介状を出します。これが喘息治療の第一歩だと考えます。

これで治らなくても治す方法はあります。医療関係者でないと分からない部分もあると思いますので、できれば来院して相談をして頂きたいと思います。

気管支喘息の治療で再発を繰り返す様ならば

この様な場合には体質改善環境改善が大切だと思います。

  1. 太っているならば減量をすることを一番に考える。
  2. 気管支喘息の治療に対して別のアプローチをすること。
    基本的に病気を治すのはご自分です。ご自分の病気への意識を変えて下さい。病気は今の環境を映し出しているだけです。決して病気だけが悪いものではありません。
  3. 生活をしていれば自分本位でなく相手の意向でしか行動出来ないときもあります。ただし身の回りのことを全ての原因にする人もいますがそれでは病気は治りません。この様な自我意識から逃げないで、ご自分の環境を変える努力をされて欲しいと思います。

気管支喘息の治療について

こんな身体が多いのが喘息です。
まず両脇に熱がある。次に腸熱と呼ばれる熱がある。この状態ならば胸に症状が現れても可笑しくない状況に違いありません。なぜかと言えば、胸腹バランスが乱れているからに過ぎません。

気管支喘息での漢方治療を希望されて来院する患者さんも少なくありません。

基本的に一般内科治療と共に漢方治療をすれば喘鳴は取れていきます。ただ、全身の体調が良好になるまでは時間が必要です。長年に渡っての病気が1ヶ月の治療なくなる訳もありません。ここら辺は医師と共に患者さんも諦めないことが大切です。

喘息患者さんを見つめた結論として、気管支喘息の機序への説明をします。実際の患者さんの身体を診れば両脇に熱があることが多いことが確認出来ます。その上に胸腹バランスが崩れ腸熱が貯まりやすい状況にあるのだと考えています。

この様な観点にて治療をする場合には、吸入薬を発作時に使う以外は喘息の服用薬は必要なくなっていきます。

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