当院では今週に電子カルテに付加する形で電子処方箋への対応を済ませておりますが、患者さんの同意の元に電子処方箋を発行することになっています。
電子処方箋のメリットは重複投与や電子処方箋発行時に印刷されるナンバーにより、薬局が電子処方箋対応ですと、ナンバーを薬局に事前に連絡することにより患者さんが薬局を訪れる前に処方が分かります。その結果として薬局を訪れる時には調剤が出来ており調剤時間が短くなることがあげられます。
なお院内処方では電子処方箋の適応はされておりませんが…電子処方箋と同様に処方内容を国のサーバーに上げることも電子処方箋導入の役割となっています。
一方の電子処方箋のデメリットは、投与された薬剤履歴が全て残ることです。投与された薬剤履歴が残ることは「どの様な病気をしたのか?」と言うことが一部の関係者には瞬時に分かることになり、非常に高度な個人情報の投与履歴が分かることへ繋がる懸念があります。
現状では患者さんの同意がなくては電子処方箋の発行が出来ませんので、受診時の問診票に電子処方箋へのご意志をご記入下さい。
以上のことへの御理解をお願いいたします。